子供の矯正では前半と後半の2段階に分けて治療を行うのが一般的です。
前半をⅠ期治療、後半をⅡ期治療と言います。
それぞれ治療する時期や目的が異なりますので、以下で詳しくご説明します。
Ⅰ期治療は永久歯に生え変わる前に行う治療です。
そもそも歯並びが悪化するのは「歯が綺麗に並ぶためのスペースが足りない」ことが主な原因とされています。そのため、アゴの骨格のズレや幅を調整することで、永久歯が綺麗に生えてくる土台を作るのがⅠ期治療の目的です。
装置にはいくつか種類がございます。
治療はそのお子様に最適なものを選択して行います。
ここでは取り外しできるマウスピース型の「プレオルソ」というものをご紹介します。
プレオルソとは・・・?
「日中1時間」と「就寝時」のみの装着で歯並びを整えます。
取り外し型ですので、「違和感」も最小限に抑えられます。
「プレオルソ」とは、マウスピース型矯正装置で、子供の歯並びを改善する装置です。
この装置の特徴は「歯を直接動かす」のではなく、歯並びを悪くしている原因(口の周りの筋肉)を改善することで「間接的に歯並びを改善」していくことです。
歯は適当に生え並んでいくのではなく、「舌・頬・唇の筋肉」のバランスに合わせて並んでいきます。
つまり、この口周りの筋肉のバランスが悪ければ歯並びは悪くなり、バランスが良ければ理想の位置に自然と並んでいくのです。プレオルソは、お口に入れることで自然と口周りの筋肉を訓練しバランスを調整してくれますので、結果、歯が正しい位置に並んでいくことになります。
Ⅱ期治療は永久歯に生え変わった後に行う治療です。
事前にⅠ期治療を行った場合でも、噛み合わせがよくなかったり、歯が回転して生えてきたりするケースがあります。その場合の仕上げとして行うのがⅡ期治療です。
治療は大人の矯正と同じようにワイヤーを使用して行います。
ワイヤーは目立ちやすいイメージがありますが、当院では目立ちにくい装置を使用していますのでご安心いただいて大丈夫です。
お子さんのちょっとした癖が歯並びに影響してしまうことは少なくありません。
例えば、指しゃぶり、爪を噛む、唇を噛む、舌の癖などがそうです。
特に「指しゃぶり」と「舌の癖」は、でっ歯や開咬(口が開いた状態)になりやすく、健全なアゴの成長に影響を与えてしまいます。
また、お子さんに次のような症状も「歯並びの異常を知らせるサイン」かもしれません。
当院にはこれらの癖や症状を改善し、適切な成長を促すプログラムがございます。
一度、相談にお越しください。
まずはご両親とお子さんの希望をお聞きすることから始まります。そのうえで歯の状態を確認し、歯の問題点や治療の流れ、治療方法や費用についてご説明いたします。
歯の状態や顎の成長をより詳しく確認するために、レントゲン写真をお撮りします。
その他、歯型や顎の動きなども検査いたします。これらの精密検査の結果を基に、お子さんに合った治療方法をいくつかご提案いたします。疑問点などがあれば何でもご質問ください。もちろん、この段階で治療を受けないという選択をしても大丈夫です。
矯正中に虫歯になってしまうと、治療のために矯正を中断しなくてはなりません。その分、治療期間が延びてしまうことになります。そうならないためにも、歯磨きレッスンは非常に大切です。
装置を取り付けたら定期的に通院していただき、器具の調整や歯のクリーニングを行っていきます。
Step6.治療終了
小児矯正とは、永久歯が生え揃う前や、生え揃ってすぐのタイミングで行う子どものための矯正治療です。 成長期に矯正治療を行うと、歯並びだけでなく、成長中の軟らかい顎の骨も動かせるので、顎が正しい位置になるよう、大きさやバランスをコントロールできます。 将来の正しい歯並びや噛み合わせにつながる治療です。
個人の症状や治療内容などによって異なるが、約5~45万円ほどかかる(自費診療)
メリット
デメリット
代表的な副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮
詳細は矯正治療症例集をご参照ください。
詳細は料金表をご参照ください。